事例・コラム
Column
食品衛生法適合塗料「ネオデラック2020FF」を使って寿司下駄をDIYしてみた

こんにちは。塗創課のMです。
もうすぐ7歳になる息子に「誕生日プレゼント、何が欲しい?」と聞いたところ、返ってきた答えはまさかの
「寿司下駄」
思わず「えっ、寿司下駄!?」と聞き返しましたが、理由を聞く前に「これなら自分で作れそうだな」と思い、試しに作ってみることにしました。
材料:ヒノキ材 22cm×14cm×2.5㎝(天板)、14cm×3cm×1.5㎝(足)

まずは固定位置を決め、下穴をあけたあと、ねじを隠すために大きめの穴を足の中間まであけます。


そこへねじを打ち込み、接着剤を入れて木ダボを差し込み、ツライチになるようにカット。


これがなかなか難しく、カット時に少し傷が入ってしまいました。どうやったらきれいに切れるのか…次回の課題です。

それでも何とか、それらしい“寿司下駄の形”にはなりました。

あとは塗装です。
今回は「食べ物をのせるもの」ということで、食品衛生法に適合した塗料を使用しました。(以前の食品衛生法のコラムはこちら→木製食器に使える塗料ってありますか? )
さらに、使用後に水洗いすることを考慮し、耐水性にも優れた「ネオデラック2020FF 艶あり」を選択。
240番ペーパーで全体を研磨した後、刷毛で塗装。乾燥したら320番~400番ペーパーで研磨し再度塗装していきます。


ここでワンポイント!
木口面(年輪が見えている断面)は水分を非常に吸いやすい部分です。ここをしっかり保護していないと、シミや膨れ、ひび割れなどの原因になります。
木口面は塗回数を多くし、保護することが理想的です。
塗装が終わり、ついに完成。

息子も「おさかなのっけたら本物みたい!」と喜んでくれました。
寿司じゃないんかーい。

素人のDIYではありますが、木工+塗装の奥深さを改めて感じる良い機会になりました。多くの方が、少しでも木製品に興味を持っていたいたければ幸いです。ここまで、お付き合いいただきありがとうございます。
ここで少し商品紹介。弊社では、現在 食品と接触する部分に使用可能な塗料を3種類ご用意しています。
「VATON-FX #501透明(有色品番は不適合です)」(油性自然系浸透型着色剤)
「セーフティーワルツ ネオデラック2020FF 各艶」(1液湿気硬化型ウレタン)
「セーフティーワルツ ウレボンフラット580MX PL」(2液ウレタン)
※「セーフティーワルツ ウレボンフラット580MX PL」は受注生産品ですので、一括発注ロットおよび納期に制約がございます。
不明な点や相談したいことがございましたら、以下のお問い合わせフォームまたは、担当営業にお気軽にお声がけください。
★コラムの更新・ウェビナーの開催情報は、弊社メールマガジンにて随時配信しております。
ご登録を希望される方は、以下の登録フォームより、お気軽にお申込みください。

この記事を書いた人:塗創課 M
マニアックな視点に定評のあるライター。業務では調色、見本作成を通した塗装提案を担当。毎日3人の息子の子育てに追われています。