木部塗装の基本①　木材ってどんな材料？

今回から僕たちがブログに登場するよ！僕は「ワルツはかせ」 木材の塗料にまつわる色んなテーマについて分かりやすく解説するよ

はじめに「木材」という言葉は切った木を建物に使う時とかに使う言葉だけど、木材って言葉を聞いた時、どんなイメージを持ったかな？

そうだね。まず、木材は鉄とかと比べると、軽くて加工が簡単、しかも手に入りやすい材料だから、ずっと昔からものづくりに使われているよ。木材は皆知っている通り、二酸化炭素を吸収したり、リサイクル出来る素材だから、色んな所に使われているよ。

そう、更にいろんな所に使われるようになってきたよ。今回はまず「木材」について紹介していくよ。

例えば建物に使うものだと、スギ、ヒノキとかがあるよ。テーブルとか椅子に使うものならナラだったり、海外の木材になるけどウォルナットっていう木材もあるよ。

針葉樹と広葉樹って分け方があるけど、針葉樹は柔らかくて加工しやすいから建物によく使われているよ。広葉樹は反対に頑丈なものが多いからテーブルとかに使われているんだ。

ここでクイズ！この木材はなんでしょう。

残念、正解は杉です。

これは杉に着色剤という色をつける塗料を塗っているんだよ。塗料は汚れを防ぐ他にも、木材の雰囲気を変える事が出来るんだよ。

さっき木の種類について話したけど、木を加工したものにも種類があるんだよ。

バラバラの仕方にも色々あるんだよ。板にする時どうしても端切れみたいなものが出来てしまうんだけど、それを有効活用したものが「加工材」と呼ばれるものになるんだ。バラバラにする以外にも木の粉を集めて固めるなんていう材料もあるよ。

そうそう、切り出された木の板を集めてくっつけたものを「集成材」と呼ぶよ。また、それより小さい破片みたいなものを集めたものが「OSB」、粉にしたのが「MDF」と言ったものもあるよ。他には大根のカツラ剥きみたいに薄くスライスした板を張り付けた板、「突板（天然木化粧合板）」というものもあるよ。

今はわからなくて大丈夫。加工せずにそのまま使う「無垢材」と加工した「加工材」というものがあるって事だけまずは覚えておいて。

これもまだ覚えなくていいけど、材の種類によって使われる場所にも違いがあるよ。例えば集成材は「カウンター」や「階段」、「突板（天然木化粧合板）」は「テーブル」や「棚」、「MDF」は白などに塗りつぶされて「棚」などに使われることが多いかな。

「OSB」は今まで建物の基礎「構造用下地材」として使われていたけど、独特の見た目が評価されて最近は見える所、「壁面」とかにデザインとして使われていたりするよ。

ここまでの内容をまとめると
「木材は加工しやすく環境にやさしい特長を持つ」
「塗装により見た目を変えることができる」
「用途に応じて、木の種類が使い分けられている」と言う事だね。

それは次のコラム「木部塗料の役割」で、なんで塗料って必要なのか、というところから紹介するね。

今回の情報はほんの一部なので、もっと詳しく質問したい、という時は↓のお問合せフォームをクリックしてね。