事例・コラム
Column
木部塗装の基本② 木部塗料の役割

目次
前回の復習
僕たちは木材の塗料にまつわる色んなテーマについて紹介しているよ!
前回、僕たちは「木材がどんな材料か」を紹介したけど、どんな内容だったかな。
木材は加工しやすく環境にやさしい特長を持つってこと
塗装により見た目が変わること
用途に応じて、木の種類が使い分けられていること、だったよね。
おっ!よく覚えているね。
ここで復習したからね!今回はどんな内容かな。
塗料の役割
今回は木材に塗る塗料がどんな役割があるか紹介するよ。
例えば、おうちのテーブルやフローリングに塗装をしていなかった場合、
暮らしているとどんな困りごとがあると思う?
すぐに 傷ついたり汚れたりするんじゃないかな?
そうだね。まず、木材は鉄とかと比べると、軽くて加工が簡単、しかも手に入りやすい材料だから、ずっと昔からものづくりに使われているよ。
木材は皆知っている通り、二酸化炭素を吸収したり、リサイクル出来る素材だから、色んな所に使われているよ。
最近は木造のビルも建てられているよね。

そうだね。他にも飲み物をこぼした跡がそのままついてしまう事もあるね。
木材は鉄とかと比べると、汚れがつきやすい材料とも言えるね。
塗料を塗る事で木材を傷や汚れなどから守る「基材保護」は塗料の役割の一つと
言われているよ。
一つって言ったけど、他にもあるのかな?
塗料と一口に言っても色々あって、色を着けたり、艶を出したり出来るんだ。
この事から塗料は「意匠性(デザイン性)」を持たせるという役割もあるんだ。
よく塗料を塗る事はお化粧する事に例えられるんだけど、木材を塗装する事で
そのもの自身の魅力を更に引き出すことが出来るとも言えるんだよ。
へぇ~。いろんな役割があるんだね。
また、塗料を塗る事で熱に強くしたり、堅くしたり、滑りにくくしたり、
木材自身にない「機能性」を持たせることも出来るよ。
そんなことまで出来るんだね。

木材に塗る塗料の違い
でも、これって金属に塗る塗料とかにもいえるんじゃないの?
そうだね。木材以外の塗料にも当てはまるよ。
やっぱりそうなんだ。塗料の役割は共通しているんだね。
じゃあ木材に使われる塗料も金属に使われる塗料も同じなの?
良い所に気が付いたね。木材用とそうではない塗料には、大きく2つの違いがあるん
だ。1つは、金属に塗る塗料との違いだけど、例えば金属に塗る塗料等は塗りつぶす
ような塗料が多いよね。

一方で木材に塗る塗料は透明なものが多いんだ。
せっかく木材を使うんだから「木を使っている事が分かる仕上がりにしたい」という事が多いから透明な塗料が多いんだよ。


もう1つの違いとしては、木材は種類や加工方法によって色々な性質があるんだ。
例えばヤニが出たり、時間経過で変色したり、湿気などで変形したり…。そんな事を
防ぐために独自の性能を持っている塗料もあるんだよ。
木材ならではだね。
そう、木材に塗る塗料は「木材特有の性質に合わせた性能」を持つものが多いんだよ。
いっぱいありそうで覚えらんないよ~~。
基本から少しずつステップアップしていこう!判らない事や質問したい事は
いつでも相談(お問い合わせフォームに移動)してね。
わかった。ちょっとずつでも覚えていくよ。
まとめ
今回の内容をまとめるよ。
塗料の役割は「基材保護」、「意匠性」、「機能性」の3つ。
木材に塗る塗料は木目を活かす「透明塗料」が多いこと。
そして「木材特有の性質に合わせた性能」を持つものが多いという内容だったよ。
次はいよいよ木材に塗る「塗料の種類」について、前編と後編に分けて紹介するね。
楽しみに待っててね!
今回の情報はほんの一部なので、もっと詳しく質問したい、という時は↓のお問合せフォームをクリックしてね。

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