事例・コラム
Column
お客様インタビュー『VATONプラス』(スチール工房様)

| 会社名 | 有限会社 スチール工房 |
| 事業内容 | 金属(主に鉄鋼)製品の設計・加工・設置・販売 |
| 会社WEBサイト | https://steelkobo.jp/ |
| ご採用製品 | VATONプラス |
有限会社スチール工房様は、熊本県熊本市の会社です。
事業の一環として、こども園などの遊具メンテナンスを手掛けており、木製遊具の寿命を延ばし、安全性を守っています。
木製遊具の塗装に「VATONプラス」を採用されている理由や、木製遊具の「もったいない」をなくすための熱い思いについて深掘りします。

スチール工房の社屋
目次
1. 木材保護塗料「VATONプラス」との出会い
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが、濵口さんがVATONプラスを使い始められたきっかけを教えていただけますか?
濵口様(スチール工房): こちらこそありがとうございます。
弊社が木製遊具の塗装の仕事を始めたのは10年以上前になりますが、当初は遊具メーカー様の指定塗料を使用していました。
しかし、どうにも仕上がりに「味わい」が足りないと感じていまして、そこから色々な塗料を試すようになりました。
しばらくは撥水性に優れた他社製品を使っていたのですが、数年前に大谷塗料さんの熊本工場工事でお付き合いがあった際、試しにVATONプラスを使ってみたところ、その「色むらのできにくさ」と「低臭性」が非常に気に入り、以来、使い続けています。
特に、低臭性はこども園での作業となることが多いので、非常に助かっています。
最近は、木目をより際立たせたいという思いから、VATONプラスの原色系に透明色を混合して使用することが多くなりました。
この配合も、思い通りにできるのが気に入っています。

代表取締役の濵口和伸氏
2. 遊具メンテナンスのプロのこだわりと塗料の役割
遊具のメンテナンスでは、どのような点に特にこだわっていらっしゃいますか?
濵口様: 一番は、「子供たちが怪我をしないこと」です。
塗装においては、塗装前の研磨作業に特に力を入れています。
番手を変えながら念入りに研磨をして、木のケバを完全に切るようにしています。
また、鋭角な端部(エッジ)はすべて研磨でアール(丸み)を付けています。

番手が異なる研磨ペーパー
濵口様: また、遊具の塗装は現地ではなく、分解して弊社の工場内に持ち帰ってから行います。
こうすることで、雨天などの現場環境に左右されず、品質を担保できますし、特に傷みやすい木口(こぐち:木材の切断面)は念入りに塗布できます。
徹底した品質管理ですね。色の選定はどのように行われるのでしょうか?
濵口様: 色の選定は弊社に任せていただくことが多いです。
こども園の遊具では、赤や青など原色系のはっきりした配色にすることが多いです。
これが園側からもご好評をいただいています。
VATONプラスは発色が鮮やかな印象を受けるので、遊具にぴったりだと感じています。

VATONプラス #521+アイアンレッド(手前)および#527+グリーン(奥)で塗装された遊具パーツ
3. 木製遊具の「もったいない」をなくすために
遊具のメンテナンスを長年されてきて、何か課題だと感じていることはありますか?
濵口様: メンテナンス頻度が適切に守られないケースが多いことです。
さらに、ご相談を受けてから施工に至るまで1年ほどのタイムラグが生じることもあり、いざ現場で見ると腐食が激しく、手遅れになって撤去せざるを得ないケースも少なくありません。

塗り替えを待つ遊具パーツ
濵口様: 木製遊具は1基で数百万円するものも珍しくありません。
メンテナンス不足で廃棄されるのは本当にもったいないと感じています。
最近は、コストの面からかヒノキ製からスギ製への置き換えも進んでおり、以前にも増して腐食しやすくなっていると感じています。
だからこそ、定期的なメンテナンスと、木材をしっかり守ってくれる塗料が不可欠なんです。
増田: 貴重な現場のお話、ありがとうございます。
私たち大谷塗料も、VATONプラスをはじめとする木材保護塗料を通じて、遊具の長寿命化と子供たちの安全に貢献できるよう、引き続き努力してまいります。本日はありがとうございました。
濵口様: ありがとうございました。
まとめ
スチール工房の濵口様へのインタビューを通じ、木製遊具の安全性と美しさを守るプロフェッショナルとしての徹底したこだわりを伺うことができました。
また「色むらの少なさ」と「低臭性」というVATONプラスの特長が、品質と作業環境の両面で高い評価を得ていることが明らかになりました。
木製遊具の「もったいない」をなくすためには、スチール工房のような高い技術力を持つ専門家による丁寧なメンテナンスと、それを支える高性能な塗料が欠かせません。
大谷塗料は、これからもVATONシリーズを通じて、木材の持つ可能性を最大限に引き出し、社会に貢献してまいります。
※遊具メンテナンスに関するお問い合わせはスチール工房様へ、塗料に関するお問い合わせは大谷塗料へお願いいたします。
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この記事を書いた人:販売促進グループ 増田
画力と丁寧な記述に定評のあるライター。業務ではWEB販促を担当。最近は約8年ぶりに名刺に載せる似顔絵を描き直した中で、己の加齢にショックを受けた。